1. 損傷状況と修理方針の検討

バンパー及びフォグランプ廻りのカバーなどは割れたり、切れてしまっていますので交換です。
バンパー内側のインナー部については、バンパーを外した上で確認が必要です。

2. 損傷箇所

フォグにも傷がついてしまっています。

3. 損傷箇所

センサーが付いていますので、動作チェックも必要となります。

4. バンパー外し 損傷確認

裏側には結構近いところにダクトなどが配置されております。

5. 損傷箇所

樹脂部分は直しようがないので、交換となります。

サブラジエターに損傷がありますので、やはり交換となります。
自費修理の場合には、もしかしたら再使用という選択肢もあるかもしれませんが、安全性を考えますと基本的には交換になるかと思います。

6. 損傷箇所

7. 損傷箇所

8. 損傷箇所

9. 損傷箇所

10. 塗装

輸入車の場合、バンパーは未塗装品のため塗装が必要です。
国産でも年式の古いものになりますと未塗装品になりますが、10年落ち位のものは色付きのものが出てまいります。
色付きのメリットは、塗装が必要ないということですが、デメリットは経年劣化したボディの色味とは違ってしまってバンパーだけが違和感のある色味になってしまいいかにも直しましたよ感がでてしまうのが、残念です。

11. 交換

12. 交換

修理方法としては交換なのですが、輸入車の場合、国内在庫がない時には本国オーダーになってしまいます。
本国オーダーの場合、納期が2～3週間程度になってしまい、更に本国でも在庫がない時には2～3ヶ月に及んでしまうことがあります。
今回の場合、他のものもございましたがこのパーツも本国オーダーになってしまい、納期は約2ヶ月｡｡｡
そのため一時的にお乗りいただけるよう簡易補修を施し、一旦納車することになりました。

13. 完成

塗装、組付け、磨き、動作チェック、洗車など一通りの作業が終わりますと完成です。
ただし、今回の場合、本国オーダーのパーツのおかげで一旦ご納車の後、パーツ入荷後、再入庫、再修理ということでお客様も私共もストレスの掛かる修理でした。

輸入車の場合、ちょっとしたパーツでも高価なものがあり自費修理ですと結構ご負担になることがありますので、できる限り車両保険には加入されていた方がよろしいかと思います。

また、今回のように本国オーダーなどで納期が長く掛かってしまいご不便が生じてしまうことがありますが、修理期間中の代車もサイズ、用途、タイプ別に40台前後ご用意させていただいておりますので、遠慮なくご利用いただければ幸いです。